<写真:イメージ画像>
ベトナム人男性が左腕の吹き出物のような症状を自分で潰したことをきっかけに、皮下から長さ約10~20cmの白い虫体が見つかった。
ラオカイ省在住の49歳男性が、ハノイ市のダン・バン・グー病院でベトナム国内44例目のギニアワーム(メジナ虫)感染患者と確認された。
男性はシナモンの樹皮を採取する仕事で山林に入る機会が多く、渓流での入浴や沢の水を飲む習慣があったという。
約20日前に左腕に吹き出物のような病変が2カ所現れ、かゆみが続いたため消毒用アルコールや食塩水で処置したが改善しなかった。
1週間ほど前から腫れと発赤を伴うようになり、家族が病変を潰したところ、長さ約10~20cmの白い虫体2片が引き出された。その後、虫体は焼却して廃棄した。
病院での超音波検査では左前腕の皮下組織に異常が確認され、ギニアワーム感染と診断された。
副院長のチャン・フイ・トー氏によると、この病気は現時点で確定診断のための検査法や特効薬がなく、虫体が体外へ出てきた段階で判明することが多い。
治療では体内に残った虫体を取り除く対応が行われる。
同氏は、感染が疑われる場合に自己判断で薬を使用したり、針や手術で虫体を取り出そうとしたりしないよう呼びかけた。
虫体を途中で切断すると幼虫や体内の有害物質が放出され、炎症が悪化する恐れがあるという。
また、水に触れることで幼虫が拡散する可能性があるため、病変部は乾燥した状態に保つことが望ましいとしている。
中央マラリア・寄生虫・昆虫研究機関の報告によると、ベトナムでは2020年以降、今回を含め44例のギニアワーム感染が確認されている。
これまでの症例はラオカイ省、フート省、タインホア省など北部山岳地域に集中し、多くは生または十分に加熱されていない食品を食べる習慣のある男性であった。
感染予防には、生食を避け、十分に加熱した食品を食べることや、必ず煮沸した水を飲むこと、手洗いなどの衛生管理を徹底することが重要としている。




































